私、和草(にこぐさ)は、常々、親が亡くなった年齢よりも少しでも長く生きたいと思っています。親から頂いた大事な体、命です。いろいろ病気もしましたが、お陰様でなんとかやってきています。
頂いた命を大事に生きるということが、親がもう亡くなってる今、
出来る親孝行の一つではないかと思っています。
しかし夫は69歳で亡くなりました。
夫の父親は78歳、母親はがんを患いながらも87歳まで頑張ってくれました。
「もっと夫の体を大切にしてあげられたのではないか。」そんな思いが、今でも心から離れません。
夫が生まれる前のことです。
義母からこのような話を聞いたことがあります。
なかなか子どもを授かることができず、義母が近くにある産土神社へ願掛けをして、そして生まれてきた子が夫だそうです。
とても小さく生まれてきたために、小学校に上がる歳になっても、体は小さく、背中いっぱいのランドセルを背負うことができないほど、小さな子供だったそうです。
その頃の写真を見ましたが、まんまるい顏で色が黒く、とてもかわいい少年でした。
さぞかし両親は可愛かったと思います。
夫は両親の願いと、深い愛情に包まれて生まれてきました。だからこそ私は、その夫と42年間、喜びも悲しみも分かち合いながら歩んでくることができたのです。
両親の思いによって、夫は、69年間生きることができたのではないかと思います。
夫の両親には今も心から感謝しています。


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